◇◇ メネフネ ◇◇
                     

昔、カウアイ島にメネフネと呼ばれる小人族が住んでいました。
一般の人間男性のひざほどの小さな体に、筋骨隆々とした肉体。
とても恥ずかしがりやの彼らは、人間にその姿を見せることは滅多にありません。
しかし、メネフネたちはいつも好奇心にみち、非常に強い力を持っていました。

メネフネたちの仕事ぶりはすばらしく、特に土木工事には大変優れた技術をもっており、
すばらしいチームワークで大変な仕事をこなしてしまいます。
その仕事は必ず ”一晩で” 仕上げることが彼らのルール。
もしも仕上がらなかった場合はあきらめてしまい、工事はそのまま放置し、完成させることは
ないそうです。
カウアイ島には彼らが作ったといわれる道路や水路が残されています。

メネフネたちは昼間は森に眠り、夜、月が昇ると活動をはじめます。
森の奥から楽しげな鼻歌が聞えてきたら、茂みをこっそりのぞいてみると、メネフネたちが
集まってお仕事しているのを見ることができるかもしれませんね♪