◇◇カヒコ ◇◇

 
カヒコという言葉は古くから存在していましたが、広く使われるようになったのは、1970年代
のことです。カヒコには、「古い」「はるか昔の」といった意味があります。
昔、文字をもたなかった古代ハワイの先住民族は、オリ(祈り)、メレ(踊りを伴う歌)、
フラ(踊り)という手段によって様々な出来事を伝えました。
この古代フラの流れを受け継いだのが、現在の古典フラと呼ばれるカヒコです。

古代ハワイでは信仰による厳しい戒律があり、特に女性には多くの規制がありました。
神聖な宗教儀式に奉納されたカヒコは神聖なもので、以前は男性だけが踊ることを
許されていましたが、現在では女性も、そして多くの日本人達もカヒコを学び踊っています。
カヒコでは、リズムをとるイプやプイリなど様々な楽器を用います。
また、メリハリのある動きはカヒコの特徴です。
オリを歌いながら踊るため、踊り終わった後は息もあがるほどのハードさ。
メリハリのある動きの面白さや格好良さに心奪われてカヒコを始められた方も多いのでは
ないでしょうか?